20121002



 






中国はいま国慶節のお休みに入っています。
我が家は上海で 本読んだり勉強したり、のんびり過ごすことにしました。


昨夜は 古北の韓国料理やで参鶏湯とユッケジャンを食べ、
DVD屋さんに寄ってドーナツを買って帰宅。
録画してあったNHKスペシャル『周恩来の選択』を見て
そこから『BIUTIFUL』を鑑賞。




イニャリトゥ作品は どれも好きで 過去の作品も何度も見ています。
 彼の作品の傾向もわかっているので 覚悟を決めて挑んだのですが....


はぁ、もう、これは....
切なさとかやるせなさとかに似たこの感情を どこに持っていったらいいのか
わからなくて ただひたすら 涙を流す、という。


一体 イニャリトゥは何のためにこんな辛い映画を作ったのかしら!? と
観た直後は受け止めるのに精一杯で ただひたすらどよーんとしていましたが
一晩たった今 心にほんのりと暖かなロウソクのようなものが灯っていました。





突然の余命数ヶ月の宣告を受けた バビエル・バルデム演じるウスバルが、
なにか 自分が生きていた証や意味のようなものを 
懸命に人々に残そうとする姿に 胸を打たれ、
どこまでも 枯れることのない彼の愛情が とてもとても美しかったです。

でも、彼のその愛情や優しさ、親切心は、なぜかいつも上手くいかなくて、
回りの人々も不幸になっていってしまうし、それで彼自身も追い込まれてしまって
結局 不幸が重なる中の最期なのだけれど...




愛しい愛しい子供達、
精神不安定でなかなかうまくいかなかったけど  お互いに想いあっていた妻、
記憶はないけれどきっと愛情を注いでくれていたであろう父、

彼には 愛し愛される家族がいた、

それが彼の人生が幸せだったという証なのだと思いました。
そして、彼の愛情は 子供達の中で永遠に残っていくでしょう。
目に見えるものでは 何も残せなかったかもしれないけれど。




最近日本の過疎村のお医者さんのドキュメンタリーを観た時にも思ったのですが、
人は一人で死んでいくべきじゃない。
生まれた時と同じように 死ぬ時も 人に囲まれていられたら
そんな幸せなことはないと思う。


人生の最後の最後の 一番最後に残るもの
それは 家族の温もり なのではないでしょうか。




⌘ ⌘ ⌘




つい2~3日前、夫と派手な喧嘩をしたのですが
そんなことも アホらしいなぁ、と思える、
当たり前になっていると その有り難さを忘れてしまう 大切な人を 
ぎゅっとしたくなるような
映画でした。




バビエル・バルデムの演技も 最高です。












BIUTIFUL | 14:29 | - | Felling
skin / uterus